校長の言葉

聖ドミニコ学院中学校高等学校

校長 柚木洋子

「神の名をたたえて わたしは歌い 感謝して神をあがめよう。
苦しむ人はこれを見て喜べ。神を求める人は心に喜びを受けよ。
神は貧しい人々に耳を傾け、捕らわれびとをないがしろにされない。
天と地は神をたたえよ、海とその中に生きるすべてのものも。」
  (詩編69・31+33、34+35)

 神の前に貧しい人となった作者が、神に感謝を捧げ、賛美します。  神は貧しい人、つまり神によりすがるより道のない人に耳を傾けてくださり、捕らわれ人を心に留め憐みの対象としてくださる方なのです。心に喜びを受け元気を取り戻すのは、私たち人間だけではありません。私たち同様、神に造られたすべてのものなのです。

 詩編作者のように、私も貧しいものに御目を留めてくださる神に信頼して、これからの時代を担う方々の教育のために邁進いたします。

 聖ドミニコ学院中学校高等学校は、人間が神によって、神の愛の受け手として、神に向かって創られていることを教育の基礎に置き、一人ひとりが人生のかけがえのないときを神への信頼のうちに安心して過ごし、自由と主体性をもって真理の探究に励む生徒を育てようと努める教育共同体です。

 私たちは闇の中では何も見えず、光の下にものごとを見出します。自然の光によって学問の真理を追究します。意志と知性を磨きましょう。また、超自然の光によって真理そのものである神を見出し、神との関係性のうちにアイデンティティーを確立していきます。愛である神に倣って思いやりと連帯を身に着けましょう。神に愛されている人としての喜びを出会う人々に伝えてまいりましょう。

 また、大切な地球環境を守り持続させていくことは今を生きる私たちの次世代に対する責任です。神に造られた自然の豊かさ・美しさを賛美するとともに生き方を足元から見つめなくてはなりません。

 青葉山と広瀬川を望む美しい景観の下、ご一緒に学びの時を持てますことを心よりお待ちしております。