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≪信頼≫

お知らせ

7月の目標

≪ 信 頼 ≫

 「あなたたちは、この世で苦しむだろう。しかし、信頼せよ。私は世に勝ったのだ。」(ヨハネ福音書16章33節)

本校の学院祭は7月初旬です。今年は「夏だ!海だ!ドミ祭だ!~青春したい宣言発令中~」と盛夏にふさわしいテーマでした。文化部の発表・展示と販売、準備から片付けまで、生徒会や実行委員はじめ全員参加で作り上げていきました。1日目には中学生の研究発表始め、日ごろの成果を皆で共有しました。一般公開の2日目は単調だったコロナ禍とは打って変わり夏祭りのようでした。

信頼は神との関係では信仰といわれます。マザーテレサは晩年、一緒に働く姉妹たちに「こんな罪深い人間なのに、こんなに弱い人間なのに、神はあなたを頼りにしています」とよくおっしゃっていたそうです。神が私たち人間を信頼してくださるとは驚くべきことです。上からの愛というよりも、むしろ対等の愛ということです。神がわたしを友のように扱ってくださるということです。信頼とは絆と言い換えても良いのではと思いました。

キリスト者ではないシモーヌ・ヴェーユは「このように飛び上がること(自分の魂を高めようとすること)に夢中になっているならば、人は天に視線を注ぐことができない。私たちは一歩も天に向かって近づくことはできない。垂直にのぼることはわたしたちには不可能だ。けれども私たちが、長い間、天を見つめていると、神が降りてきて私たちを引き上げていく。神は私たちをやすやすと引き上げてくれる」(『神を待ち望む』)と、言っています。

神への信頼のうちに共に歩みましょう。